プロフィールに書いている通り、私は社労士試験と行政書士試験に合格しています。
それは特に珍しいことではなく、大きな会社ではそんな人がたくさんいます。
もちろん資格だけあっても実務経験がなければ無意味です。
逆に実務経験があれば資格取得など不要(会社内だけで仕事をするなら、ほとんど不要)ですけど、役に立つ場面もあることはあります。
その理由は後述します。
どちらの勉強が会社で役に立つかと言えば、
社労士の勉強の方です。
なぜなら、今は働き方改革に関連する労働法がものすごくたくさん増えて複雑怪奇になっていて、しかも毎年のように改正されるので、全くわけのわからないことになっているからです。
※社労士試験の出題範囲は、会社の人事労務管理の一般常識に関わる全ての労働法です。
労働法というのは、労働基準法だけのことではありません。
・労働安全衛生法
・労災保険法
・雇用保険法
・最低賃金法
・育児介護休業法
・労働者派遣法
・障害者雇用促進法
・職業安定法
・高年齢者雇用安定法
・労働契約法
・男女雇用機会均等法
・有期雇用労働法
・労働施策総合推進法
……など。この他にも働く人に関連する法律はたくさんあります。
これら大量の労働法は、どんな会社にも必要な人事管理や労務管理には必ずついて回ります。
人間を管理する仕事というのは、ものすごく大変……。
(お金は文句を言わずに働きますけど、人間は文句を言いますからね!)
それに較べると、行政書士試験の出題範囲で、会社内で使うのは、会社法くらいです。
民法や行政法が中心の試験なので、会社に就職するための活動(就活)では、行政書士の資格はあまり役に立たないと思う人もいるかもしれません。
私もこの資格は、就活に関しては特に意味がないと思っていました。
だけど、私が最初の会社に就職した時。
新卒の研修を終えて、配属されたのは、東京本社の管理本部でした。
他の同期の人は地方支店の営業部に配属されることも多かったのに。
私が無事本社に配属されたのは、もしかして行政書士試験に合格していたおかげもあったのかな? ……と思うことがあります。
(他にもビジネス実務法務検定2級や、簿記2級にも合格していましたけど)
その会社には8年ほどいました。 その後退職して、社会保険労務士試験に合格してから、別の会社に再就職して、再び転職して、さらに別の企業で会社員をやっています。 (現在は人事部にいます)
もし資格試験を受けていなければ、別の部署に配属されて、別の仕事をしていた可能性もあったと思います。
だから、行政書士などの資格試験の勉強が、就活に有利か不利か、役に立つかどうかは何とも言えませんけど、少なくとも私の場合は「配属」では意味があったのかも?
就活に有利だと思って何らかの資格試験の合格を目指している大学生がいるなら、就職はゴールではないことを知っておくべきだと思います。
いわゆる総合職の場合は、会社に就職しても、大半の人は
自分の希望する部署には配属されない
と思っておいた方がいいですよ。
総合職というのは「何でもあり」という意味ですからね。 転勤も、配置転換も、何でもありですよ!
その代わり雇用されて働く人は、上述の大量の労働法に守られています。
※もし将来的に独立開業することになったとしても、やはり会社員としての経験を長年積んでいれば、未経験でいきなり開業するよりも有利です。
どんな勉強でも、無駄はない。
勉強は学生の間だけではなく、一生続くのです……。